アーバンヒルズ世田谷桜通り

前作「カケラ」が素敵だった安藤桃子(モモ子)の第2作は、
さすらいの”おしかけヘルパー”を描くロードムービー。
上映時間3時間超えにひるみかけたが、
実際に見てみれば、安藤サクラを見ているだけでうれしく、
これならあと1,2時間見てもいいと思った。
できることなら、時空警察みたいに
深夜枠のTVドラマにしてほしい。

住む家も職も失ってしまった若い女性が、
介護ヘルパーのスキルを頼りに放浪の日々を送る。
老人の弱みにつけこみ強引に家に上がり込む手口は
ほとんどヤクザのようなのだが、
介護や家事の腕は一流。
なにより人の気持ちを解きほぐす天賦の才がある。
最初は嫌がる老人たちはたちまち懐柔され、
疲弊した家族も心を開く。

安藤サクラの古風な顔立ちとのびやかな持ち味が、
鶴の恩返しや蛇女房といった日本の昔ばなしを思わせる。
その白い背中や二の腕には、
羽衣伝説の天女のような清潔なエロスがある。
おしかけヘルパーのお礼として、
老人たちが大切なものをくれるところは
まるでわらしべ長者のようだ。
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