パーク・ハイム千石

もちろん、楽しいことばかりではない。
老人の性や、人には言えない家族の秘密や、
壊れたラジオのようにループする戦争への思いなど、
重苦しく生々しい現実も随所に出てくる。
前作「カケラ」では満島ひかりを起用して
女の子同士の恋愛に爽やかに斬り込んだ安藤桃子が
ここでも安藤サクラという希有な個性を通して、
超高齢化社会の介護の現実を見据えているのだ。

他人の家にズカズカと上がり込み、
有無を言わさず家事を片付けるおしかけヘルパーは、
締め切った家の中に風を通すように、
老人とその家族の滞った心をほんの少し動かす。
安藤サクラが体現する清明かつ猛々しい直感力こそは
日本古来の“妹の力(いものちから)”ではないか。
なんて言ったら、ちょっと誉めすぎかな。 パーク・ハイム千石 に住みたいなら情報集めから

Comments are closed.